私たち利用者の安全と
快適な空の旅を支えてくれる客室乗務員。
お客様や一緒に働くクルーを思いやり、
冷静さと柔軟性を持ちあわせ
責任感を持って乗務にあたる
プロフェッショナルなオシゴトです。
今日は、客室乗務員として、
日本航空株式会社様より内定を頂いている
井上 いろはさん(倉敷商業高校 出身)と、
全日本空輸株式会社様より内定を頂いている
羅 悦馨(ら えつか)さん(広島大学附属福山高校 出身)の
インタビューをお届けしています!
エアライン学科2年生
左:井上 いろはさん
右:羅 悦馨(ら えつか)さん
▥ インタビュー前半はこちら ※リンク切れ
▥ エアライン学科2年生の内定状況はこちら
■ それでは、就職活動について聴いていこうと思います。
藤原先生、まずは客室乗務員の採用試験が、どのように進められるのか教えて頂けますか?
【藤原先生(以下、藤)】
(藤原先生)
会社によって多少異なりますが、
一般的には、
エントリーシートの提出(会社によっては、このタイミングで動画やAI面接での審査がある)
↓
書類審査
↓
適性検査
↓
面接(個人面接、集団面接、グループディスカッションなどさまざまな形態で計3~4回ほどある)
という流れです。
■ 基本的には、一般的な企業の採用試験と、大きくは違わないんですね。
【藤】
客室乗務員はどうしても志望者数が多く、
表情や動作、言葉遣いなどのトレーニングを積み、
学業、部活動、留学、課外活動などの経験も豊富、
語学も堪能なライバルたちとの戦いになります。
そこを突破していくのが・・・
【井&羅】
はい、とても大変でした・・・(涙涙)
■ 各航空会社の理念や接客方針を理解した上での志望理由を作成する必要がある、ということでしたが、例えばどのようなイメージなのでしょうか。
【井上さん(以下、井)】
例えば日本航空株式会社には、
有名な『JALフィロソフィ』があります。
日本航空株式会社は、第二次世界大戦後、
1951年に国策として政府主導で作られた航空会社です。
しばらくの間、
国際線はすべて日本航空株式会社が担い、
日の丸と鶴が描かれたマークも印象的です。
しかし、2010年、日本航空株式会社は経営破綻をしました。
日本航空株式会社を再生させる大仕事を任されたのが
日本を代表する経営者 稲森和夫氏 であり、
その稲森氏と10名のJAL社員で作られたのが、
『JALフィロソフィ』です。
■ JALグループで働くすべての方が持つべき価値観として、社員には手帳が配布され、定期的に勉強会も行われるんですよね。
【井】
受験する私も『JALフィロソフィ』に目を通し、
特に「心をひとつにする」という章に感銘を受けました。
中学高校の6年間、吹奏楽を続けており、
パートリーダーを務めた高校3年生の時、
マーチングバンドの全国大会に出場して、
初めて「金賞」を頂くことができました!
▨ 当時の様子が、倉敷商業高校の部活動ブログにありました!
マーチングを通して学んだこと、
また集団行動や視覚的な美しさの追求という点も、
日本航空株式会社が大事にする
安全や統一美に通じるものがあると思い、
そこを絡めながら志望動機を作っていきました。
■ この作業を、応募するすべての企業で行うということですね。
【藤】
◍ エア・ドゥ
◍ ジェイエア
◍ スカイマーク
◍ スターフライヤー
◍ 全日本空輸
◍ ソラシドエア
◍ 日本航空
◍ 日本トランスオーシャン航空
◍ ピーチアビエーション
◍ フジドリームエアラインズ etc・・・
(全社において株式会社を省略)
国内の航空会社でもこれだけあり、
外資系の航空会社を加えると、もっとあります!
書類審査を通らなければ、何も始まりませんので、
応募できるところには応募するのが鉄則ですね。
■ そういえば、TOEICの点数は間に合ったのでしょうか。
【井】
1年生の頃は、10点とか50点しか上がらず、
どうなることかと思っていましたが、
それこそ日本航空株式会社に応募する直前に、
なんとか「実用英検2級」が取れまして💦
その後、TOEICも550点を超えるようになり、
お陰様で今は600点も超えました💦

(TOEICの授業は習熟度に合わせて2クラスに分かれて行っています)
【藤】
井上さんは、書類審査を順調に通過していきました。
面接になると、今度は、
言葉、表情、態度、行動あらゆる面で、
客室乗務員の素養があるか見られていきます。
【井】
自分がどのような客室乗務員になりたいのか、
そしてそれを説得するだけの
行動や表情や行動ができているか。
常に考え、体現する日々でした。
藤原先生を始め、いろんな先生方に、
面接練習も何度も行って頂き、
その振り返りを次の機会に生かして、
改善を続けました。
■ 第一志望である日本航空株式会社が、一番最初に合格を頂いた企業だそうですね。これは通った!という実感はあったのでしょうか。
【井】
面接官の方々の目をしっかり見て、
想いを伝えることはできたと思っていたので、
ご連絡を頂いたときはとても嬉しかったです!!
■ それでは、羅さんの就職活動について聴かせてもらえますか?
【羅さん(以下、羅)】
私は、実は、面接で苦労しました。
自分の想いを充分に伝えることができず、
面接の前にある動画審査でも結果を出せず、
苦しい日々が続きました。
【藤】
羅さん、考えや気持ちを
文章にするのは得意なんですけど、
話すとあらゆる良さが消えるんですよね(爆)
声は小さい、表情も硬い、面白くもない。
(言いたい放題)
中国語という武器もあり、
国際交流のボランティアに積極的に参加したり、
インターンシップが終わった後も、
岡山空港でアルバイトを続けたりと、
行動力もあるんですけどね。
【羅】
とある会社の採用試験では、
グループディスカッションで
うまく発言することができずに
終わってしまったこともあります。

(2025年6月モックアップ施設の落成式にて)
■ 広報の私は、明るくて面白い羅さんの姿しか観たことがなかったので、ちょっと意外です。
【羅】
振り返ってみると、
私は面接官の顔色ばかり気にしていたんだと思います。
どうにかこの壁を乗り越えたいと、
たくさんの先生方に面接練習をして頂く中で、
意識すべきなのは
「(面接官に)どう見られているか」ではなく、
「自分が何を伝えたいのか」だということに気付きました。
■ いろんな航空会社に応募していた中で、全日本空輸株式会社には特に思い入れがあったそうですね。
【羅】
全日本空輸株式会社は、1952年に設立されました。
※設立当初は別名
全日本空輸株式会社は最初から民間企業で、
その草創期から経営に参画し、
社長も務められた岡崎嘉平太 氏は
(↑ 岡山県出身です!)
戦後の日本と中国の関係回復にも尽力された人物だと知り、
その歩みに強く心を動かされました。
3歳の時、私は中国四川で大地震を経験しました。
震災という厳しい状況にあったにも関わらず、
そのときに感じた地元の方々の温かさは、
私の原点として今も心の中にあります。
日本と中国をつなぐ架け橋として、
中国に何度も足を運び、
友情と絆を育んで下さった岡崎氏のように、
私も人と人をつなぐ存在でありたいと改めて感じ、
日本と中国、世界をつなぐ架け橋となれるよう、
この会社で挑戦したいと強く思っていました。
■ そのアツい気持ちは、確かに面接で伝え尽くしたいですね。
【羅】
実際に、最終面接では、
とても緊張してるねと声を掛けられたのですが、
私自身は緊張している自覚がないほど、
集中していました。
自分の気持ちや想いを全力でお伝えし、
「どんな結果になっても悔いはない」と思えるくらい
とても楽しかったです。
合格のご連絡を頂いたときは、本当に嬉しかったです!
■ それでは、おふたりの今後の目標を聴きたいと思います。
まずは、井上さんから目標を教えてもらえますか?

(モックアップ落成式後の懇親会で、日本航空の方と談笑中の井上さん)
【井】
私は、お客様の記憶に残る客室乗務員になりたいと思っています。
客室乗務員にとっては日常業務であっても、
お客様にとっては、
その1回1回が大切な想い出になるかもしれません。
私も、修学旅行のとき、
「富士山って見えるんですか?」と
客室乗務員の方にお尋ねしたんです。
とんちんかんな質問だったかもしれないのですが、
その方はタブレットを持って来て、
どのあたりを飛行しているのか
富士山が見えるとどんな感じなのかを
丁寧に説明してくださいました。
私もその方のように、
温かい客室乗務員になりたいと思います!
■ 続いて、羅さんの目標も聴かせてください!
【羅】
お客様の期待を超える客室乗務員になりたいです。
自分自身の行動を通して、
「ANA(全日本空輸株式会社)っていいな」と
感じて頂ける存在でありたい。
将来は、チーフパーサー(★)として、
周囲のみなさんを支える人財になりたいと考えています。
★チーフパーサー/先任客室乗務員:
キャビン〈客室〉全体の責任者として、客室乗務員たちを取りまとめ、コックピット〈操縦室〉と連携し、保安業務の指揮、サービス品質の統括、全客室乗務員の指導・管理をする役割を担う。
■ ふたりとも、自身の目標を目指して、これからもがんばってください! そして、後輩のためにも、ぜひ話をしに帰ってきてくださいね。
【井&羅】
はい、ありがとうございます!!
▥ 井上さん・羅さんも活躍したモックアップ施設の落成式(2025年6月)の様子はこちら
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(井上さん・羅さんの後輩たち)
▥ ANA大阪空港株式会社様よりグランドハンドリング職で内定を頂いた学生のインタビューです
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