「グランドハンドリング(通称グラハン)」
◍ 航空機の誘導
◍ 貨物コンテナの積み下ろし
◍ 航空機のプッシュバック
など
飛行機のまわりでキビキビと動き回り、
安全と定時運航を支える職員集団
それがグランドハンドリングと呼ばれる人たちです!
今日は、
ANA大阪空港株式会社より、
グランドハンドリング職で内定を頂いている
エアライン学科2年生
石川 咲音莉さん
(岡山南高校 出身)
のインタビューをお届けします!!
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『大好きな飛行機のそばで!』
◆石川さんは入学したころからグラハンを意識してたということで、いろいろ聞いていきたいのですが、まずは航空業界に興味を持った経緯から教えてもらえますか?
小6か中1だったか、
はっきりとは覚えていないのですが、
家族旅行で飛行機に乗ったとき、
「CA(客室乗務員)さんってカッコ良いな~」
と思ったのが最初だと思います。
そのころから、
自分も飛行機に関わる仕事がしたいなと
思うようになりました。
◆最初にオープンキャンパスに来てくれたのは、高校2年生の夏でしたね
進学するなら岡山でと思っていたので、
エアライン学科のあるビーマックスへは
高2からオーキャンへ参加させてもらいました!
大学で語学などを学んで
航空業界を目指す道も考えたのですが、
現役のグランドスタッフの方による授業や
空港でのインターンシップがあり、
まっすぐ業界就職を目指せる
ビーマックスに進学を決めました。
◆中でも、グランドハンドリングに興味を持つようになったのはいつからですか?
最初はそんな職種があることも知らないし、
特に意識もしてなかったんです。
それが、ビーマックスに入学する前、
高校3年生のもう卒業間近くらいに、
母が「伊丹空港に飛行機を観に行こう!」って言いだして。
◆えー、お母様も飛行機お好きなの?
好きだと思いますw
◆じゃあ、ホントに飛行機を観に行ったの?
はい、家族で飛行機を目当てに、
伊丹まで行きました。
そのときですかね。
展望デッキから、
駐機場に並んでいるたくさんの飛行機の周りで
働いているスタッフの方たちを観て、
「実はグラハンが1番飛行機の近くで働けるんじゃ」って・・・。
◆・・・石川さんって、飛行機マニア??
いや、マニアってほど
くわしいとかじゃないんですけど、
「飛行機」は好きだと思いますw
◆もちろん、飛行機をメカニカルに支える航空整備士という仕事もあるけれど、それはまた別の進路になるからね。
じゃあ、ビーマに入学する時点で、もうグラハン志望だった感じ?
グランドスタッフとグラハン、
両方に興味がありましたね。
ただ、最初に「グラハンにも興味がある」と
先生に伝えていたので、
グラハンのお仕事も
いろいろと見せてくださいまして・・・
(こちらは伊丹空港の展望デッキ、こんな感じで見えます)
(飛行機を取り囲むたくさんの車とグランドハンドリングさんたちの姿が見えます)
◇それではここで、グラハンさんのお仕事や活躍する特殊車両をいくつかご紹介しましょう!
(写真は今年の6月、高松空港を見学させて頂いたときの様子です)
【航空機の誘導】
着陸した航空機を、所定の駐機スポットまで誘導しています。誘導者(マーシャラー)は、「パドル」という道具を用いて、機内のパイロットに指示を出しています。パイロットからは停止位置が見えないので、誘導者の正確な指示が非常に重要な仕事です。
【パッセンジャーボーディングブリッジの操作】
機体の右側に写っているのが、ターミナルと航空機の出口をつなぐパッセンジャーボーディングブリッジ(PBB/旅客搭乗橋)。航空機へ装着を行い、お客様をお出迎え・お見送りします。
パッセンジャーボーディングブリッジ(PBB)を、グラハンさんが操作しています。航空機の出口に装着するところを、撮影させて頂きました。PBBを装着し、航空機の扉を開ける業務は、グラハンが担当される場合もあれば、空港や会社によっては、グランドスタッフの方が担当される場合もあるそうです。
【プッシュバック】
プッシュバックとは、出発する航空機を駐機スポットから所定の位置まで、後方に押し出すように移動させる業務です。航空機は車と違って、自力で後ろに進むことができません。そのため、「トーイングカー(写真左側)」という車両と航空機の前輪を、「トーバー(写真中央)」という連結棒でつなぎ、車で押し出し移動させます。こちらも非常に難しく、まわりの状況も注視しながら行わねばならない緊張感が伴う業務です。
【貨物コンテナの運搬】
空港内にある車でもっとも台数が多いのが、こちら「トーイングトラクター」。お客様の手荷物や貨物などが積み込まれたコンテナを載せて、ターミナルと航空機の間を走り回ります。
【貨物室への搬出入】
航空機に載せる荷物は、貨物コンテナ以外に、直接 貨物室に積み込まれる場合もあります。(写真右側)機内にグラハンさんがいるのが見えるでしょうか、あそこが貨物室です。個別のお手荷物や貨物を安全かつ丁寧に積み込むために、ベルトコンベアを活用します。その機能を持つ車を、「ベルトローダー」と言います。
◆グラハンさんの仕事について、普段じっくりと見ることがないので、(写真を見てるだけでも)かなり面白いですね!
お写真ではご紹介できないのですが、
見学の際には、貨物室の中も見せて頂いたり、
トーイングカーに乗せて頂いたりと、
本当にいろんな体験をさせて頂いて大興奮でした!
◆それでは、後半ではインターンシップ~就職活動について聴いていきたいと思います。
後半につづく
<2025年9月18日に公開します>
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